Podmanとは、Docker の欠点を補うため、レッドハットが主導する形で開発が開始されたコンテナを開発、管理、実行するためのオープンソースのツールです。
コンテナ標準の Open Containers Initiative (OCI) コンテナやコンテナイメージを使ってアプリケーションの検索、実行、ビルド、共有、デプロイを簡単に行うことができます。
Podman は、デーモンを使用せず、コンテナの実行に専用のプロセスを必要としないため、リソースの利用量を削減できることと、ルート権限を持たないユーザーでもコンテナを作成、実行できることルートレス機能により安全に実行できるといったメリットがあります。
また、Podmanのコマンド体系はDocker互換であるため、現在Dockerを利用している場合でも、置き換えて利用可能です。
開発者は OCI イメージとコンテナの操作とビルドに使用するBuildah や コンテナイメージとイメージリポジトリの操作、検査、署名、転送を行う Skopeo などの付属のツールを利用して、コンテナ環境をニーズに合わせてカスタマイズすることができます。
2023年5月には、ローカル環境で、コンテナや Kubernetes 環境を操作できる Podman Desktop が公開されました。Windows、Mac、Linuxに対応し、Podmanのコンテナの操作と Kubernetes の操作などをGUI を使って実行することができます。
最新のバージョンは、2023年11月に発表されたPodman Desktop 1.5 です。
参考リンク |
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