リーナス、ゲイツ、カトラーが歴史的対談

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こんにちは!SIOS OSSよろずNews 編集局です。

6月に、リーナス・トーバルズが、マイクロソフト創業者 ビル・ゲイツと初めて対面し、ディナーを共にしたことが話題になりました。8月には、リーナスが久しぶりに辛辣な一言を Linux カーネル開発者にしたことも、ニュースになりました。

長年にわたり、マイクロソフトが Linux に対して、批判を繰り返したこともあって犬猿の仲でしたが、現在ではマイクロソフトは Linux を支持する立場を取っています。特に、現在のマイクロソフト CEO サティア・ナデラの時代になってからは、Linux だけでなく、オープンソースに対する取り組みも、大きなものとなっています。

6月のディナーをアレンジしたのは、『インサイド Windows』の著者でもあり、 Microsoft Azure の CTO である マーク・ルシノビッチです。ディナーには伝説の OS エンジニアである デヴィッド・カトラーも同席しました。DEC 時代に VMS という最先端の OS を開発し、後にマイクロソフトに移籍し、Windows NT (現在の Windows Server ) を作り上げました。

リーナス、ゲイツ、カトラーという IT の歴史を作ったメンバーが集まった会が開催されたこと自体がすごいことだと思いました。

一方で、昔からはかなり落ち着いていますが、リーナスが厳しい一言を Linux カーネル開発者のメーリングリストに送ったことも、歴史を感じた1シーンです。

「RISC-V」向けのパッチを提出したところ、提出時期が遅れたことに加えて、パッチの品質についても苦言を呈しています。以前は定期的に罵声といってもいい投稿を行っていた彼も、後にあるイベントで自身の行動を振り返り、「もう企業に中指を立てるようなことはしない。教訓は得た」と反省しています。

Linux が90年代初頭に登場してから長い月日が経ちましたが、変わったこと、変わらないことを知ることができたニュースでした。

今月も、オープンソースの最新トピックをお届けします!

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