SIOS OSSよろずNewsでは、毎月、OSSの最新動向など役立つ情報をメール配信しています。
過去に配信したメールの冒頭文をお見せします。
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こんにちは!SIOS OSSよろずNews 編集局です。
年初から、オープンソースと AI が話題になっています。
1月27日に、「DeepSeek ショック」が株式市場を襲い、米国の株式市場において多くのハイテク株が下落しました。中国の AI 開発企業 DeepSeek が、低コストかつ高性能なオープンソース生成 AI モデルを発表したことがきっかけとされます。
DeepSeek が大きな注目を浴びたのは、中国企業による開発、低コスト面もさることながら、オープンソース(MIT ライセンス)であることも話題の要因となっています。
また、IBM や Linux Foundation などが、オープンソースと AI に関する各種のレポートを発表しています。
IBM によれば、企業は ROI の改善とイノベーションの推進のために、オープンソース AI ツールを利用することに関心が高いそうです。全回答者のほぼ3分の2(62%)が2025年に AI への投資を増やすと回答しており、48%は AI 実装を最適化するためにオープンソースのエコシステムを活用する予定だといいます。
Linux Foundation は、84%の組織が生成 AI を中~高程度導入しており、そのうち41%がオープンソースを利用した生成 AI ツールを活用していること、「今後2年間でオープンソースの生成 AI ツールの使用を増やす」とする組織が73%を占め、26%が大幅な利用増加を期待していると発表しました。
一方で、オープンソース AI には、データの出どころ、ライセンス、使用制限に関する透明性の欠如などのガバナンス上の課題が Open Source Initiative(OSI)などによって指摘されています。
2025年は、オープンソースと AI は、利用およびガバナンスの両方の観点から、注目されるようになると考えます。
今月も、オープンソースの最新トピックをお届けします!
参考リンク |
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