Linus Torvalds氏の基調講演から学ぶ: オープンソースと人間関係の重要性

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こんにちは!SIOS OSSよろずNews 編集局です。

先月も紹介したように、Linux Foundation が主催する恒例のオープンソースカンファレンス「Open Source Summit Japan 2023」が、12月5日〜6日に東京 有明セントラルタワーホール&カンファレンスで開催されました。

数年ぶりに Linus Torvalds 氏が登壇したことは、IT系メディアにおいても、大きな話題となりました。この日、筆者も基調講演を拝見しました。

今回は、Linus 氏の言葉で気になったものを2つ紹介します。

「コードには正しい答えがあるので簡単だが、人間関係は目標が異なっていたりして難しい。オープンソースはプログラミングだと思われているが、実はコミュニケーション。メンテナーは、互いの文脈やコードの意図を翻訳して伝えることができる必要がある」

メンテナーとは、オープンソースのソースコードを維持(メインテイン)する責任者です。世界中から、送られてくるソースコードをレビューし、統合しています。

皆さんは、コメントのない変更されたソースコードを見て、その変更の理由や方向性が分からずに途方に暮れたことはありませんか?

2つめは、次の言葉です。

「『10年後にはこうなる』といったことは言いたくない。テクノロジーでは長期的な計画はうまくいかない。近場でドタバタしていて山頂にたどりつかないこともあるかもしれないが、テクノロジーは飛躍的に発展するものではなく、一歩一歩進むものだ」

メディアでは、「衝撃」「革命」といった刺激的な言葉が使われ、ITは飛躍的な発展ばかりを遂げていると思われがちです。Linus 氏 がそういった風潮とは一線を画す発言をしたことに、とても興味を持ちました。

みなさんは、どのように考えますか?

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