NVIDA の Arm 買収とCPU 開発にもオープンソースの波

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こんにちは!SIOS OSSよろずNews 編集局です。

9月、企業向けIT業界において、もっとも大きなニュースとなった1つが、NVIDIA が、アーム・ホールディングスを400億ドル(約4.2兆円)で買収すると発表したことですね。

NVIDA が今後どのような戦略を構築するかは、買収が完了するまでははっきりとしませんが、CPU 開発に関して、大きな動きが起こるときが来たといえるでしょう。いままではスマホに搭載されている CPU というイメージが強かった Arm ベースの CPUでしたが、スパコン世界一となった富岳において、Arm ベースのサーバー用 CPU が採用され、アップルが x86 から Arm ベースの「Apple Silicon」という自社開発チップに移行するという発表をしているように、スマホ、 クライアントからサーバーまで用途がますます広がりを見せるでしょう。

Arm 社は自社で製造をせず、設計された知的財産をライセンスすることで事業を展開しています。どの会社も自由に利用できる訳ではないため、もっと自由に開発したいという動きが一方で高まっています。その1つとして、オープンソースの命令セットアーキテクチャ (ISA) を提供する RISC-V(リスク ファイブ)への注目が高まっています。RISC-V は非営利団体「RISC-V Foundation」によって管理されており、Google、Qualcomm、NVIDIA、NXP などがメンバーとして参加しています。NVIDIA もメンバーに入っていることが気になりますね。現在、RISC-V の ISA を利用して、さまざまな企業や団体が自由に CPU を開発しています。

CPU のレベルまで、オープンソース戦略がとられていることから分かるように、オープンソースとは必ずしもソフトウェアだけに限られるわけではありません。

今後も、新しいオープンソースを利用したイノベーションが、さまざまな領域から登場するかもしれません。

今号も、オープンソースの最新トピックをお届けします!

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