Kubernetesの新時代:自動車から防衛まで広がる活用事例とビジネス動向

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こんにちは!SIOS OSSよろずNews 編集局です。

Kubernetes、空を飛び、地を駆ける!

昨今、関連製品リリースや有力ベンダーの買収と、Kubernetes 界隈は話題が事欠かない状況です。

冒頭で、Kubernetes が空を飛び、地を駆けると表現したのは、デンソーによるソリューション Misaki の発表のことです。

自動車は今やソフトウェアの集合体と言っていいほど、スマート化やネットワーク化が急速に進んでいます。その流れの中、デンソーは、自動車をクラウドを中心としたネットワーク化された分散アプリケーション環境のエッジと位置づけ、その基盤を Kuberenetes で実現するためのソフトウェア Misaki を発表しました。

また、この Misaki の発表の中で、先行事例として米国防省が Kubernetes と Istio をF16ジェット戦闘機に載せたことが触れられていたのです。

このように、一般的な企業ITシステムでの導入以外にも、Kubernetes の活用領域がますます広がっているようです。

ビジネス領域においても、話題が続いています。Linuxディストリビューションだけでなく、エンタープライズ向けオープンソースソリューションを提供・事業を展開する SUSE は、Kubernetes によるコンテナオーケストレーションを容易にする運用管理ツール「Rancher」を提供する Rancher Labs の買収を発表しました。

一方で、Google が、Kubernetes関連テクノロジーとして注目が高まっている Istio の商標を管理する新たな団体「Open Usage Commons」を設立したことが、議論を巻き起こしています。「Kubernetes」という商標は、Linux Foundation の管理下にあり、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)が直接的には管理しています。CNCF は、元々 Google などが中心になり設立された団体で、Kubernetes などのクラウドネイティブアプリケーションの普及に大きな役割を果たしてきました。にもかかわらず、新たな団体が設立されたことで、コミュニティに議論が発生しているのです。

このように、テクノロジーだけでなく、ビジネスから、ガバナンスまで含めて、Kubernetes を取り巻く周辺は、今後も目が離せないですね。

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