「Chrony」は、新しい NTP クライアント兼サーバーです。 Chrony は NTP プロトコルの実装であり、CentOS7/RHEL7 では、従来の ntpパッケージ(ntpd)に代わって、 chrony パッケージとして提供されています。また、同 OS において、デフォルトの NTP として利用される新しい NTP クライアント、兼サーバとなります。 Chrony は、ネットワークアクセスが可能な場合、 NTP プロトコルを使用して外部のNTP サーバと時刻同期をします。 また、ネットワークアクセスが不可な (外部のNTP サーバの照会が可能でない) 場合は、 誤差ファイルに設定した誤差の平均値を計算してシステムクロックの設定を行ないます。 Chrony は、従来の ntp パッケージ(ntpd)で利用可能な機能をすべてサポートするわけではありませんが、 Chrony の時間管理アルゴリズムは従来の実装に比べて利点 (同期がより速く正確など) が多い為、使用するメリットがあります。
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