OpenAI

今年前半の IT業界における話題を一気に集めたソリューションといえば、ChatGPT であるといっても過言ではありません。

この ChatGPT を開発した OpenAI は、イーロン・マスクをはじめとした著名な投資家・起業家がファンドを提供し、AIが全人類に利益をもたらすようにすることをミッションにして、2015年にサンフランシスコで設立されました。
2018年には、マイクロソフトなどからも追加投資を受け付け、マイクロソフトとの協業も進めています。

OpenAI では、ChatGPT 以外に、自然言語による記述からリアルな画像やアートを作成することができる AIシステムである DALL-E 2 や深層学習を使用して、人間のような会話テキストを生成する言語モデルである GPT-4 などを提供しています。 OpenAIによれば、GPT-4は、ChatGPT を凌ぐ高度な推論能力を備え、いち早くマイクロソフトでは、自社製品やサービスに取り入れ、競争力の強化を図っています。

OpenAIは、当初オープンソース的な方針を取ってきていましたが、 DALL-EやGPT-4をはじめとした製品の詳細を公開しないため、閉鎖的であるという批判も高まっています。

そういったこともあり、オープンソースコミュニティが DALL-E と同等のソフトウェアを開発し始めました。同様の動きは、GPT-4 でも起こっているようです。

注目を集めるAIおよびソリューションに今後も注目が集まります。