「Llama 2」は、Meta が発表した商用利用も可能な大規模言語モデルです。
大規模言語モデル(LLM:Large Language Models)とは、大量のテキストデータを使ってトレーニングされた自然言語処理のモデルのことです。話題の ChatGPT は、OpenAI が開発した大規模言語モデル GPT の応用例です。
今回 Llama 2で提供されるモデルは、パラメーター数が70億/130億/700億(7B/13B/70B)の3種類あり、事前学習済みのバージョンと、チャット用にファインチューニングしたバージョンがあります。
Meta では Microsoft との提携により、Azure AI モデルカタログで利用が可能となり、Windows のローカル環境での動作に最適化されたため、Llama 2 を Windows 上インストールして利用することもできます。
Meta が、利用するLlama 2 のライセンスは、Llama 2 Community License Agreement です。このライセンスは、月間アクティブユーザーが7億人以上の場合、Meta にライセンスを申請しなければならないなどの条件がついています。
そのため、Open Source Initiative (OSI) は、オープンソースを定義に合致しないとして、オープンソースとして認めていません。
このような制限はありますが、OpenAI がGPT をオープンソースとして公開しなかったこともあり、世界中の研究者や技術者が、Llama 2 をダウンロードして、研究・開発に利用しています。
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