Linkerd は、Kubernetes 上に構築することにコミットした、シンプルで軽量なサービスメッシュです。
サービスメッシュでは、Istio に並ぶ人気を集めています。Linkerd 2.x は、複雑な JVMベースの Linkerd 1.x の教訓から、「最小限のリソース要件(Minimal resource requirements)」「ちょうど動作する(Just works)」「シンプル(Simple)」の要件のもとに、大幅に軽量化しています。
コードに変更を加えることなく、ランタイムデバッグ、観察可能性、信頼性、セキュリティを提供することで、サービスをより簡単かつセキュアに実行できるのが特徴です。
アーキテクチャは、コントロールプレーンとデータプレーンで構成されています。
コントロールプレーンは、データプレーンを動作させる管理プロセスです。
データプレーンは、各サービスインスタンスに隣接して実行される軽量なプロキシ群です。
サービスメッシュサイドカーのユースケース専用に構築された Linkerd2-proxy と呼ばれる、Rust 言語で高速性を実現した「マイクロプロキシ」を使用しています。
Linkerd は、Buoyant 社が開発を開始し、現在は Cloud Native Computing Foundation (CNCF) の Incubating プロジェクトとなっています。
参考リンク |
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