2023年8月、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)は、Kubernetes 上でイベント駆動型でオートスケーリングを提供する「KEDA」(Kubernetes Event-driven Autoscaling)プロジェクトが、インキュベーションプログラムを卒業したと発表しました。
KEDAは、2019年に開催されたマイクロソフトの開発者イベント「Build 2019」で発表された、レッドハットとの共同開発によるオープンソースプロジェクトです。
KEDA は、Kubernetes ベースのイベント駆動型オートスケーリング機能を提供するソフトウェアです。KEDA を利用することで、処理が必要なイベントの数に基づいて任意のコンテナのスケーリングを駆動することができます。
Kubernetes の pod レベルでサーバーレスを実現します。イベント駆動でpodをスケーリングし、イベントが発生していない状態では pod 数をゼロに保つことができます。
機能的にはオートスケールだけに特化していることから、単独では機能が限られています。そのため、必要に応じて他のソフトウェアと組み合わせて利用されることもあります。
現在、AKS(Azure Kubernetes Service)上でプレビュー版を利用可能です。また、OpenShift のほか、クラウド/オンプレミスの様々な Kubernetes 環境で利用できます。
参考リンク |
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