Harborは、コンテナイメージの保存、署名、脆弱性のスキャンを行うコンテナレジストリと呼ばれる機能を実装したソフトウェアです。
コンテナレジストリは、コンテナイメージに対して、脆弱性を定期的に自動チェックするため、常に信頼性の高いコンテナイメージを安全に利用できます。
コンテナレジストリには、パブリッククラウド上にあるサービスでは Docker Hub、Google Container Registry、Amazon Elastic Container Registry、Azure Container Registryなどがあります。同様の機能を提供する OSS が Harbor です。
Harbor は、公開されているコンテナレジストリを利用できない企業や、あるいはマルチクラウド戦略を実施したい企業にとって、1つの選択肢となるソリューションとなります。
Harbor は、元々、VMware が社内で利用するために開発され、その後オープンソース化されました。 Cloud Native Computing Foundation(CNCF)は、2018年に Sandboxプロジェクトとして受け入れ、2020年6月には、豊富な採用実績、文章化、体系化されたガバナンスプロセス、およびコミュニティの持続可能性と包括性に対する強力なコミットメントを実証しているとされる「卒業」プロジェクトであると発表しました。
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