話題のクラウドネイティブ・アプリケーションは、コンテナを利用し、Kubernetes のようなオーケストレーションツールを利用して、構成し、マイクロサービスで疎結合されたアプリケーションといえます。それらのクラウドネイティブ・アプリケーションが連携するために利用されるプロキシソフトウェアとして開発されたのが、Envoy(エンヴォイ)です。
C++ で開発された高性能分散プロキシシソフトウェアである Envoy は、NGINX、HAProxy、ハードウェアロードバランサー、クラウドロードバランサーなどのソリューションのナレッジを活用して、開発されたそうです。
Envoy は、HTTP/2 と gRPC をサポートし、ロード バランシング機能も持ちます。
さらに、L7トラフィックを管理するため、 HTTP L7 フィルターレイヤー、MongoDB や DynamoDBなどの L7サポートも行います。
ライドシェアサービスLyftが開発を開始し、2017年9月にCloud Network Computing Foundation(CNCF)の Incubating プロジェクトとなり、2018年11月に Kubernetes とともに、Graduatedプロジェクトとなったように、かなり安定性が高く、普及してきているオープンソースです。公式サイトには、Amazon、Microsoft、Google といったクラウド大手に加えて、日本でもヤフー!Japan で採用されていることが紹介されています。
参考リンク |
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