SBOM導入を始めるための実践ガイド
SBOM(ソフトウェア部品表)は、アプリケーションを構成する各種ライブラリやソフトウェアコンポーネントの情報を一覧化したものです。どのコンポーネントが使用されているか、またそれらのライセンス情報を可視化することで、OSSの利用状況を明確に把握・管理できます。
OSSを含むシステムでSBOMを手動で管理するのは、工数や精度の面で課題が多く、継続的な更新も負担になりがちです。こうした課題を解決する手段として、SCANOSSを活用すれば、ソフトウェアの構成要素の特定からSBOMの自動生成・更新までを効率的に行うことが可能です。
本ガイドは、経済産業省が公開しているSBOM導入に関する公式手引きをもとに、サイオステクノロジーのエンジニアが企業ユーザー向けに分かりやすく再編集した内容です。SBOMの導入に向けた準備や検討すべきポイント、基本的な知識を体系的に習得できます。OSSのセキュアな運用と管理体制の強化に向けた第一歩として、ぜひご活用ください。