SIOS OSSよろずNewsでは、毎月、OSSの最新動向など役立つ情報をメール配信しています。
過去に配信したメールの冒頭文をお見せします。
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こんにちは!SIOS OSSよろずNews 編集局です。
先月から今月にかけて、ITエンジニアに関する2つの興味深いレポートが発表されました。
1つは、ITエンジニアの平均年収に関するものです。パーソルキャリアは、同社が運営する 200万件の転職統計データを活用した求人票支援サービス「HR forecaster」から、職種×求人の平均年収を示したデータ「保存版ハンドブック スキル年収マップ」の「ITエンジニア編(2024年度)」を発表しました。
それによれば、ITエンジニア職の平均年収は、523万円となります。職種別では、1位が「ITコンサルタント」が 722万円、2位が「プリセールス」が 680万円、3位が「データサイエンティスト」が 617万円となっています。開発言語別では、R、Delphi、ABAP になります。ABAP は、SAP 製品の開発言語ということもあり、一般的な認知度は高くありませんが、SAP という大企業を中心にした企業の基幹システムで利用されるソリューションであることから、価値が高いシステムを構築できると認識されているため年収が高いのかもしれません。2023年と2024年の平均年収を比較すると、全職種で、17万円下がっており、人手不足が言われるITエンジニアの需要を見ると、意外な結果となっています。
もう1つは、ITエンジニアのキャリアに関するレポートです。レバテックキャリアが、ITエンジニアを対象に実施した、将来のキャリア形成と転職に関する意識調査の結果を発表しています。
これによれば、テクノロジの急速な進歩による技術の変化に対して、脅威を感じているかを尋ねたところ、60.1%が「脅威を感じる」と回答したといいます。さらに、新たな技術を学ぶための、十分な時間を確保できているかという問いに対しては、約7割が「確保できていない」と回答しています。このことから、新しい知識を学習したいと思いながら、そのための充分な時間を持てないという現実が浮かび上がります。新しい知識を学びたい、そんなエンジニアには、ぜひ、SIOS Tech.Labブログへのアクセスをお勧めします。
参考リンク |
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