RustがLinuxカーネル開発言語に向けて大きな一歩

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こんにちは!SIOS OSSよろずNews 編集局です。

この数年、Rust に対する注目が高まっています。今年の2月に発足した Rust を支援する Rust Foundation には、Amazon Web Services(AWS)、Google、Microsoft、Mozilla、Facebook、ファーウェイなどが参加し、さまざまな取り組みが進められています。

その中でも、もっとも注目を浴びている活動の1つが、Linuxカーネルの開発に Rust が採用されるかどうかでした。とうとうその大きなマイルストーンとなるアナウンスを、12月6日、Rust for Linuxプロジェクトのメンテナーである Miguel Ojeda 氏が行いました。
>> Miguel Ojeda氏の Linux カーネルメーリングリストでのアナウンス

ベータ版の Rustコンパイラの使用から、リリースされたばかりの Rust 1.57.0をはじめとする安定版の使用へと移行し、今後も不安定な機能に依存しなくなるまでアップグレードを続ける予定だそうです。

以前から、C言語で書かれたカーネルの2、500万行のコードを Rust で書き換えることではなく、まず最初は、ドライバーの開発に利用されることが多くなるだろうと言われています。今回の発表もそれに従った内容だと思います。

現在、Rust言語のリードである Josh Triplett 氏などは、Rust が Cよりもずっと安全性に優れており、特にメモリーエラーの取り扱いに長けていることから、カーネルのシステムレベルで使用することを提案しています。今後も Rust から目を離すことができませんね。

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参考リンク
  • RustをLinuxカーネル開発の第2言語に採用する試みに向け新パッチ (ZDNet)
    https://japan.zdnet.com/article/35180624/
  • Rust for Linux GitHub
    https://github.com/Rust-for-Linux
  • 【ゼロから始める Rust 入門】
    当社も、早くから Rust に注目し、情報を発信しています。11月のSIOS PS Live配信では、「ゼロから始める Rust 入門」と題し、これからRustを学ぶ方に向けて、Rust の概要やインストール方法、ビルドシステムおよびパッケージマネージャであるCargoの環境構築まで解説しました。こちらはYoutubeでご視聴いただけます。
    https://youtu.be/TwVuR5kQ26U
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