Linuxの変遷と未来:Vine Linuxの終焉とRustの進展

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こんにちは!SIOS OSSよろずNews 編集局です。

この1ヶ月ほど、Linux に関する注目すべきニュースが発表されました。

まずは、国産の Linux ディストリビューションとして、老舗であった Vine Linux の開発終了についてです。

Project Vine 代表は、1998年に初期版がリリースされた Vine Linux のリリースを終了すると発表しました。Vine Linux は、非営利団体の Project Vine を中心とした有志が開発を続けてきた古参の Linux ディストリビューションです。

2つめに取り上げるニュースは、Linux Kernel 5.13 RC のカーネルで、アップルが提供する M1チップをサポートしたことです。最新の 5.13 RC カーネルはM1を含む複数の ARM ベースチップに対するサポートが追加されています。これで M1チップ搭載の MacBook Air、MacBook Pro などで、Linux を実行できるようになります。「RC」とはリリース候補ですので、正式版のリリースを待ちましょう。

3つめは、Linux の今後の開発についてです。Google が、Linuxカーネルを利用するOSである Android の開発言語として、積極的に Rust を活用することを発表したように、Linuxの開発言語に対して、今後 Rust をどう利用するかという議論が活発になってきているそうです。

いきなり、Linux の記述言語が C から Rust へと変わるといったことはないようです。まず Rust が利用されるソフトウェアは、ドライバーとなるのではと、Linus Torvalds(リーナス・トーバルス)も Linux の安定版カーネルのメンテナーである Greg Kroah-Hartman(グレッグ・クロー=ハートマン) も考えているようです。

Rust についての情報も活発化していますので、今後も注目ですね。

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