楽天・リコーに学ぶ OSS LLM 戦略

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過去に配信したメールの冒頭文をお見せします。

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大型連休を目前に控え、LLM(大規模言語モデル)を取り巻く状況に変化が見られます。

一言でいうと、「ゼロ から AI を作る時代」から、「既に公開されている優れた AI を、いかに自社向けにカスタマイズして活用する時代」へのシフトが鮮明になってきたことです。

最近、楽天やリコーなどの日本企業が次々と新しい AI を発表していますが、実はその「中身の土台(ベースモデル)」には、世界的に評価の高い OSS が使われています。

  • 楽天: DeepSeek 社が開発した高性能モデル「DeepSeek-V3」を土台に、楽天独自のデータや日本語の調整を加えて公開
  • リコー: 画像や書類を読み取るのが得意なアリババ社が開発したモデル「Qwen3-VL」を土台に、自社の書類解析ノウハウを組み合わせて開発

どちらも「ゼロから作る」のではなく、「評価の高い LLM の土台を採用して、自分たちの強みを継ぎ足す」という戦略をとっています。

2026年4月、Microsoft から「Foundry Local」というツールが登場しました。これにより、上述の高性能な OSS LLM を、Windows / macOS / Linux といった手元の PC 環境に比較的簡単に導入し、実行できるようになります。クラウドを前提とせず、ローカル環境でモデルの挙動や制約を確認しながら検証できる点は、開発や PoC の進め方に変化が生まれるでしょう。

これにより、LLM を「自分たちの用途に合わせて活用する」段階への移行が現実的になりました。今後の IT インフラや AI 活用においては、「既にある優れた OSS モデルから何を選び、どのように組み合わせて業務に適用するか」という視点が、これまで以上に重要になっていくかもしれません。

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